※この記事は、前回の『稽留流産と診断された日』の続きです。かなり生々しい表現が含まれるため、苦手な方はご注意ください

妊娠10週、稽留流産判定になり手術を明後日に控えたある夜のことです。最初は鈍い生理痛ぐらいだったんですが徐々に痛みが強くなり、トイレに行くと「どばーーーーーー」っとかなりの量の出血をしました。
これが話に聞いてた自然流産なのか??と、その時はぼんやり思い、話には聞いていたけど正直のこの時点では「これくらいだったら許容範囲だな〜」とかなんとか軽い気持ちでした。
何度か多めの出血繰り返し、痛みが少しおさまったので「もうひと段落したかな?」と判断しその日は眠りについたのですが、次の日の朝にとんでもない激痛に襲われました…
翌朝4時、絶え間ない激痛とトイレとの往復

本当の戦いが始まったのは、朝方の4時過ぎ。
じわじわと押し寄せる痛みで目が覚め徐々にそれが生理痛なんて言葉では片付けられないレベルの痛みに…。30分に1回トイレに行き、大量の出血とレバーみたいな塊がドロドロと出ていく…、ひと通り出し切ったらベッドに戻る。その往復を何度も繰り返しました。
5時を過ぎた頃には、立っているのもやっとの状態に。 30分に一度行ってたトイレが次第に難しくなり、感覚が短くなっていく。波のようにやってくる激痛、トイレへ駆け込み、水を飲んでは横になる。痛みで一向に心は休まりませんでした。
6時になり、隣で眠っていた夫が起きてきました。 絞り出すような声で「つらいかも」と伝えました。頭が朦朧としてきてそれ以上の言葉は出てきませんでした。
6時20分…だったかな、痛みのピークがやってきました。 あまりの激痛に耐えきれず、トイレに駆け込むと同時に激しい吐き気に襲われました。胃の中にあるものを吐き出し(といっても水分だけ)、もうベッドに戻る体力も残っていませんでした。
夫に頼んで、トイレのドアの前に枕と毛布を置いてもらい横になることに。。 痛すぎる。気持ち悪い。多少の痛みや気持ち悪さなら耐える覚悟だったんですが、耐えるにもどうやったら耐えるのかもわからず体がブルブル震えて冷や汗が出てきました…
限界を感じ、緊急外来へ

7時、水分を摂ろうにも吐くから水分摂取できないし、倒れる自分がうっすら見え始めたので「もう無理かも。病院に行きたい」と夫に告げました。 その後再び襲ってきた吐き気で、胃の中のものは本当に出し切ってしまったように思います。
夫がすぐに大きな病院へ連絡してくれました(大感謝!!!!)。状況を説明し、緊急外来で診てもらえることが決まった時は、心の底から安堵しました。夫の運転する車に乗り込み、スッピンの上下グレーのスウェット髪の毛ボサボサでしたが、病院へ向かいます。
不思議なことに、車に揺られている間に、あれほど猛烈だった痛みが少しずつ引いていくのを感じました。
病院に到着すると、看護師さんが車椅子を用意して待っていてくれました。「大丈夫ですよ、辛かったですね」という優しい言葉に、強張っていた心が少しだけ緩みました、、人ってあたたかい😭
診察台の上で、エコーによる確認が始まります。 先生は結構淡々と処理してる感じで、時折、チクチクとした痛みが走りまして、思わず「イタタタタタ!!」と声が出ました。気持ち的にはもうちょっと優しくはされたかったな‥
痛みの後、先生からは「袋のようなものはもう見当たりません。おそらく、全部出切ったのでしょう」と告げられました。たしかに、朝に感じた猛烈な痛みはその頃はなかったので残念というよりは安心しましたね…。
完全流産。 手術を待たずして、赤ちゃんは自分のタイミングで外の世界へ出ていくことを選んだようでした。
嵐が去った後の日常

病院の帰り道。極限状態から解放された空腹感に、夫にお願いして朝マックを買って帰ることにしました。 さっきまであんなに吐いていたのに、ソーセージマフィンの味が驚くほど体に染み渡りました。「うまい、食べれる」。生きている実感が、そこにはありました。
帰宅して少し眠り、午後は仕事をするためにパソコンを開きました。仕事中も少し痛みはあったし本当は休むべきだったかもしれないのですが、業務もあったので数時間だけ働きました。
夫は心配して、急遽有給をとってくれました。 優しい夫でよかった…感謝しかない。。
夕方になる頃には、出血もだいぶ少なくなっていました。 その日の夕食は、夫が作ってくれた温かいうどんでした。湯気を見つめながら、今日一日の出来事を思い返しました。本当に辛かった、よく頑張ったなぁ自分。
その日はシャワーで済ませてベッドにインしました。久しぶりに横になって安心して寝れたような感覚でした。
翌日も腹痛は続いていましたが、その頻度は明らかに減っていたのでちょっと安心。 もともと手術を予定していたクリニックに電話を入れ、自然排出されたことを説明、予定されていた手術はキャンセルとなり、来週あらためて経過を診ることとなりました。
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無事、幕引き。
私の妊娠生活は、こうして幕引きを迎えました。
喪失感はもちろんあります。けれど、あの壮絶な痛みを乗り越えたことで、どこか吹っ切れたような、妙に静かな気持ちでいる自分もいます。
私に宿った赤ちゃんは、緊急外来で7000円かかったものの、手術費用15000円を抑えてくれたので非常に空気が読める子だったんだなと思ってます。しかも仕事の少ない水曜日に外に出てくれたし、緊急外来で行った大きい病院は将来出産するならここがいいなって考えていたところなので、事前に見学することもできたし体験としてとても良いことをさせてもらいなした。
結果は残念でしたけど、いろんな貴重な体験をさせてもらいました。また会えることを信じているので、体調が戻ったらまた妊活を再スタートさせますね!

