引っ越し、新居同棲スタートのためジモティーで家具家電を捌きまくってたら、外部サイトに誘導されて決済情報を入力しそうになりまして、ネットで検索しても関連記事が出なかったので注意喚起のために情報を共有いたします!
1. 詐欺の手口(mty.jmtyverifpay.ink)
問い合わせから外部URL誘導までの流れ

ジモティーで家具を出品したところ、メッセージ機能から、以下のようなメッセージが届きました。
【管理者より】XXX 様、購入者がオンライン決済を正常に完了しました。取引を続行するには、以下の安全な生成リンクにアクセスしてください。購入者にはこのメッセージは表示されません。セキュリティ保護されたURLを第三者に共有しないでください。http:/\jmty.jmtyverifpay.ink/tracking/XXXX リンクがクリックで開かない場合は、URLをコピーしてブラウザのアドレスバーに貼り付けてください。
URLがクリックで開かなかったため、URLをコピーして「jmty.jmtyverifpay.ink」に移動、

遷移先のサイト(jmty.jmtyverifpay.ink/)は、ジモティーの公式サイトに非常によく似たデザインで、そこでは購入されたのか、購入するのか、何かを誘導するような見た目になってました。サイトに移動すると「取引を完了させるには決済情報を入力してください」的なメッセージが表示されました…!
「お金を受け取る側なのに決算情報を入力するとはどういうことだ🤔??」と疑問を持ち、これが詐欺であることに気づきました。お恥ずかしながら、「jmty.jmtyverifpay.ink」に移動するまでは詐欺サイトであることに気づいてませんでした…
2. 見分け方のポイント
怪しいメッセージの特徴
- 突然の決済完了通知: 通常、ジモティーでは購入希望者から「お取引希望です!」の連絡があってから決済手続きに進みます。こちらの許可なく決済が先に完了することはありません。
- 外部URLへの誘導: 過去にジモティーのオンライン決済を利用した際は、すべてジモティー内で完結していました。外部サイトに誘導されることはありません。
- URLの不自然な表示: “http:/\jmty.jmtyverifpay.ink/tracking/g5jefGotqKucaUlj”と表示されており、通常のリンクとして機能していませんでした。(”
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“が逆。) - 住所の不一致: 直接引き渡し希望の設定だったにも関わらず、問い合わせ者の住所が県外(かなり遠方)でした
- 英語の混在: メッセージの一部に英語が含まれていました
- 重複メッセージ: 同じ内容のメッセージが、同じプロフィール名から2件届いていました
オンライン決済の流れについては、ジモティー公式をご確認いただけたらと!
取引の流れ「オンライン決済の場合」
https://jmty.jp/info/guideline/message#head2
騙されそうになったポイント

- 公式風のアイコン: プロフィールアイコンがジモティのロゴでした
- 管理者風の名前: プロフィール名が「SUPPORT」となっており、本物の管理者かと錯覚しました
3. 対策
基本的な安全対策
- ジモティ内完結の原則: すべてのやり取りをジモティのメッセージ機能内で行う
- 外部リンク厳禁: どんな理由があっても外部サイトにはアクセスしない
- 公式機能の活用: ジモティの「あんしん決済」など公式の決済システムのみを使用する
怪しいと感じた時の対応
- 運営への通報: 不審なメッセージは即座にジモティ運営に通報する
- 取引停止: 少しでも怪しいと感じたら取引を中止する
- 情報収集: 同様の被害報告がないかインターネットで検索する
確認すべきポイント
- 購入希望者のプロフィール: 登録日、評価、過去の取引履歴を確認
- メッセージの日本語: 不自然な日本語や翻訳調の文章に注意
- 決済の流れ: 正規の手順と異なる決済方法の提案には応じない
この手順以外にも偽サイトはいろいろある
ジモティーでも”見かけたらすぐに取引中止を!ジモティーを装う偽サイトの実例”として今回以外の実例が公開されています!ご確認を
4. まとめ
重要な注意事項
フリマアプリやオークションサイトでは、絶対に外部サイトに誘導されても従わないでください。
詐欺師は年々手口を巧妙化させており、公式サイトそっくりの偽サイトを作成して個人情報や決済情報を騙し取ろうとします。
安全な取引のための心構え
- 疑う習慣: 「うまい話」や「急かされる取引」には常に疑いの目を向ける
- 公式ルートの徹底: プラットフォームが提供する正規の機能のみを使用する
- 情報共有: 家族や友人にもこうした詐欺手口を共有し、被害の拡大を防ぐ
個人間取引は便利な反面、こうしたリスクも伴います。常に警戒心を持って、安全第一で取引を行いましょう。
この記事を読んだ方は、ぜひ周りの人にもシェアして、同様の被害を防いでください。