今シーズンスノーボードに行くことが決定したため、数年放置していたスノーボード板のメンテをする決意をした。
板のメンテナンスといえばワックスがけ。お店にメンテをお願いすると5千円〜1万くらいする。時間節約のためそれくらいはいいかと思いつつも、1日5千円も浮くのであれば道具は一式あるしやるかー…ということで、重い腰を上げた。
スノボワックくがけの道具
数年前に購入したワックスかけのキットがまだ残っていたのでこちらを使用する。
数年くらいに買ったワックスのセット、今回必要なものが一式入っている。
- ワックス用アイロン
- ワクシングペーパー
- スクレーパー
- ファイバーテックス
- ブロンズブラシ
- ボアブラシ
- ナイロンブラシ
加えて、ワックスも数種類準備済み
- GALLIUM ガリウム VIOLET :-4℃ – +3℃
- GALLIUM ガリウム PINK :0℃ – +10℃
- GALLIUM ガリウム BASE WAX:全雪質対応
これだけ揃っているので特に追加で購入したものなどはない。過去の自分よ、ありがとうという気持ち。
ワックスがけの場所
スノーボードのワックスがけは、ワックス剥がしの際にめちゃめちゃワックスのカスが出るため、掃除のしやすさを優先したい。ブルーシートを部屋に弾くことも考えたが、掃除の手間を考えて風呂場を利用することにした。ここならどんだけカスが出ても、ワックスが垂れても汚れる心配がなく安心できる。
また、スノボ板にワックスをかける際に横長の台を確保したい。短い台だとシーソーみたいにぐわんぐわんすることになるたらだ。バスタブの縁の高さとサイドテーブルの高さが奇跡的に近かったので横長の台のように扱えた。すごくラッキー。
滑り止めと傷防止、高さ揃えのため段ボールを机の上に、とタオルをバスタブと板の間に引いていた。
スノボ板のワックスがけをする
手順はyoutubeを参考
「スノボ ワックス」で検索して1番上に出てきたこちらの動画を参考にした。
始める前に何回かみてシュミレーションした。
ビンティングを外す
ワックスがけをするため、スノボ板からビンディングを外す。握力紙切れの私ではドライバーで外すことができなかったので、引っ越し時に購入した電動ドライバーを使用した。ドライバーの穴が大きめだったのでサイズが合うか不安だったが無事外れた。
外す際はスタンスを写真で撮影して記録しておくことを忘れないように。久々に自分のスタンスを確認した。
固いブラシで汚れをとる
薬品をかけて汚れを落とす手順もあったが、今シーズンは一度しか滑らない予定でいるし手間をかけずブラシだけにした。ノーズからテールに向かってかけていく。かける瞬間どっちがノーズなのか分からなくなって何度も確認した。
ブラシをかけ終わったら布でさっと表面を拭いた。ブラシや布は全然汚れていない=板は全然汚れていなかった。
ワックスを塗る
アイロンでワックスを溶かしながらスノボ板表面に満遍なく塗っていく。過去この手順は大量のワックスを消費するのでかなりワックスをケチっていたが、今回はその時の3倍くらいの量を使って伸ばした。
今回はむらさき色[SW2125/VIOLET ]のワックスを使用。youtube動画を何個か観て、この色のワックスを使用していた人か多かったからだ。
ワックスを伸ばす
ワクシングペーパーを使ってワックスを満遍なく伸ばしていく。両端のワックスがうまく伸びずに苦戦した。うまくできているかできていないか不安がある。
往復5回ぐらいやって完了とした。一応、均一にはなっている。と思う。
放置
ワックスを染み込ませるため、1時間ぐらい放置する。
ワックスを剥がす
塗ったワックスを剥がしていく。
この時スクイーパーの角度を間違っていたことに気づく。私は進行方向に向かって鋭角に持っていたが本来はもっと鈍角だったっぽい。youtubeなどで言ってる角度で削ると結構体力がいるので私はそのまま間違った角度で削った。
ペリペリ剥がれていく感覚が楽しかった。均一になったかな?と思うところで次のステップ。
表面を整える、磨く
ノーズからテールに向かって一方方向にブラシと布で表面を磨く。一度違う方向にすると割と取り返しがつかなくなる。
スノボワックスがけ完了→後片付け
めっちゃ艶やかになった。そして愛おしくなった。
削った時に出たワックスや飛び散ったワックスを掃除していく。ワックスはなるべく一箇所に固めてゴミ箱に捨てた。
一部床についてしまってお湯で流せると思ったが流せなかった。ブラシを買ってこすり落とそうと思う。
自分でやるスノボワックスがけのメリット
安い
1回数千円する作業を自分でするメリットはでかい。時給2,000円くらいなんじゃないか、そんなバイトはあんまりないのでそう思ってやるとモチベーションが出るし達成感もある。
作業自体は楽しい、スノボ板に愛着が湧く
大きい工作をやっているみたいで作業自体は結構楽しい。図画や工作が好きな人は楽しめる作業だと思う。
そして徐々に道具に愛着が出てくるのもこの作業のいいところだ。始める前は今回でスノーボードを卒業するつもりだったが今はこの板ともっと一緒にいたいという気持ちが強くなっている。
分でやるスノボワックスがけのデメリット
時間はかかる、覚悟がいる
時間がかかる作業なのは確か、やる前に「重い腰」を上げる必要がある。やろうと決断するまで、決断して行動に移すまでの覚悟をもつまでが結構大変だった。
道具と場所を揃える必要がある
それなりの広さと程よい高さの台がいる。あと、アイロンが必要なのでコンセントも。
一人暮らしの狭い家では苦戦する。台も低いと腰を痛めるのである程度高さは確保したい。
ワックスがけ後の掃除は大変
ワックスをかけた後の掃除をお忘れなく。飛び散ったワックスを残さず回収するのは大変だ。ブルーシートを引いたりしてまとめられるようにしてると手間はかかりにくいかもしれない。
スノボワックスがけのまとめ
金銭面で少し罪悪感のあるスノボ旅行だったが、スノボワックスがけをすることですごくポジティブに楽しみになった。すごくいいことだと思う。道具を初手で揃えるのは大変だが購入すれば1回で元は取れる。時間も数時間で土日休みがある人なら余裕でできるし、作業自体も楽しめるものだ。とてもよかった。
今は滑りにくのが楽しみで仕方がない。体力、落ちてないといいな。