先に行っておくが、この虐待は暴力的なことではない。私の家庭はおそらく裕福な方だったし素敵な両親で家族はみんな仲がいい。この家族で育ったことをよかったなと思う。
離婚後実家と触れ合う時間が増えることにより「幸せに育った家族」に隠れていた「自分が受けていた虐待」を自分か気づくまでの話。
結構デリケートな話で書くことで私も動揺している。文章がいつも以上に粗末で大変申し訳ない。
関西に引っ越して両親と過ごす時間が増えた
離婚後、実家徒歩圏内の賃貸マンションに引っ越す
この場所に引っ越した深い理由はない。たまたま自分がフルリモートワーカーで融通が聞いたこと、婚活と仕事で走り続けた自分に一旦余暇とリセットをかけたくて全然知らない土地に引っ越すことをやってみようという漠然とした意図があり、最初は小田原や名古屋が上がっていたがどうせなら両親のいる関西に行ってみるか、という軽いノリで引っ越した。
週2・3で両親と晩ごはんを食べる日が続く
両親とはもう10年以上離れた距離に住んでいたので、せっかく近所に引っ越したのだからこれまで一緒に入れなかった時間を取り返そうという思いで平日や土日に家にいき、ご飯を食べていた。大体ご飯は両親がご馳走してくれた。
仕事は7時までだが両親は6時からご飯に食べることが多いので合わせて5時半過ぎに退社して6時に集合してそのままご飯を食べた。
家に行くと布団がひいてあったりするのでそのまま泊まったりもした。土日はそうやって過ごすことが多かった。
実家の帰り道を泣いて帰るようになる
そんな生活が数週間続いたある日、なんだか無性に虚しくなって突然帰り道に涙が止まらなくなった。離婚して帰ってきて両親に甘えて、自分は何をしているんだろうと思った。それは両親にあった後の帰りみに頻繁に怒った。
離婚のことで精神が病んでいるからだとも思っていた、この時点で私は離婚の詳細を誰にも話したりはしていなかった。話そうとしても両親に無理に話さなくて良いと泊められていた。
なぜ「泣いて」帰っていたのか
離婚したことを両親に対して「申し訳ない」と思っていた
帰り道、私にご馳走してくれたり楽しい話をしたり聞いたりしている両親に対して申し訳ないと思っていた。
離婚してしまった、結婚に失敗してしまった、今回以外でも過去に結婚が破断になったことが2,3度あり正直また失敗したという気持ちが強くあった。結婚関連の話題のたびに両親を巻き込んでいるので迷惑をかけているという自覚があった。
今すぐ「今」が終わってほしいと思った
結婚したのはもちろん両親を安心させたいからで、安心させるつもりがまた迷惑をかけてしまい、ほぼアラフォーの私にとってはこれからの婚活は厳しく、今後もその予定もない。人生の先のなさに絶望して今を終わらせられるなら終わりたいと思った。でも終われない、終わらせる勇気なんて自分にはなく今を生きるしかなく、そんな不甲斐ない自分にも嫌気がさした。本当に自分が何もできなくて嫌で仕方なかった。
「それって虐待じゃない?」と指摘され、カウンセリングを進められる
泣いて帰るたびに、友人に話を聞いてもらっていた
当時とてもありがありがたい話で友人(以後「A」)に泣いて帰るたびに話を聞いてもらっていた。というか、Aからしたら離婚後ということもあり泣いて帰る私がいつ身を犠牲にするか不安だったんだと思う。
感情がひどく昂っている状態だったのでありとあらゆることとを叫ぶように泣きじゃくって話していた。Aは否定も肯定もすることなくただ聞いてくれていた。
同じような話を聞く体験がAにはあったらしい
Aは私がいつも両親と関わることで気持ちが不安定になっていることを気にしていた。
同じような状態の友人がAにはいたらしい。その友人はカウンセリングの結果、本人無自覚の虐待があったことが発覚し今は治療中だそうだ。その友人と環境と症状が私にすごく似ていたらしく、虐待の可能性があるから、一度カウンセリングを受けてみたら?と提案があったのだ。
これ以上Aに話を聞いてもらうのはAにもストレスだし申し訳ないと思っていたのでそうすることにした。私その当時は離婚の反動だと思っており、両親が原因だとは思っていなかった。
カウンセリングを受けるまで
カウンセリングを探す
とりあえず、なんでもいいからオンラインで受けられるところを探した。外を歩いて受けに行くことに抵抗があったのでオンラインで話を聞いてくれそうなところを探した。
cotree[コトリー]で予約する
いくつか探したところ、オンラインカウンセリングの「cotree/コトリー」というところにたどり着き、「夫婦関係」と「親子関係」の両方が見れる女性の方を探して予約することにした。金額はビデオ通話で45分5,500円だった。
カウンセリングの流れ
仕事終わりの9時から45分で予約した。
開始して諸説注意事項が5分くらい、終わってからカウンセリングがスタートする。
カウンセリングを受けて
笑顔で始まり途中で涙が止まらなくなった
初めてカウンセラーと対面した時、私は笑顔だった。余裕があった。
しかし話を進めていくうちにどんどん自分が不安定になり、途中で泣き崩れてしまった。
これまでが整理され、「虐待」を理解する
会話をしていく中で自分が知らないうちに「虐待」を受けていたことを理解していく。両親を責めてたくない気持ちと責めたい気持ちが戦って会話はとても体力を使った。
カウンセラーさんはとても落ち着いていて、一つ一つに応えてくれた。
カウンセリングを受けた感想とその後
カウンセリングを受けてよかった
まず初めに、本当にカウンセリングを受けてよかったと思った。今回のカウンセラーの方は私の発言すること全てを受け入れてくれた。それだけではなく、私の代わりに両親に対して「許せない」を怒ってくれたのだ。
会話の内容や私の状態については改めてお話しするが、私にとって両親は素晴らしい人でネガティブな発言をすることが許されないことになっていた。カウンセラーの人が私の代わりに私の言いたいことを言ってくれてすごくスッキリしたというか安心した。
正直、受けてダメだったと思うところが一ミリもない。本当に気が安らかになった。
今後も引き続き受けたい
カウンセリングを受けることで心が整理されて楽になったことが多かった。
両親に対してやりようのない感情が湧いてくることがあったが、それはこれまでの過去の積み重ねで自分が無理をしていることがるサインだということを知った。
まだ確信を持って両親が原因なのか、そもそも私が精神疾患の説もあるとは思うのでもの後のと決着ができないのだが、突然泣きたくなったり気分が落ち込むことが減ったのでそれだけでも十分だ。引き続きカウンセラーさんと対話はしたい。